4月4日、尼ヶ坂で開催されたArico Live『一日だけのピータースレストラン』は大盛況に終わりその余韻も冷めやまぬまま、お越し頂けなかったお客様の強いリクエストにお応えしまして、7月7日リッツカールトン大阪 開催されます「~星達のお祭り~に引き続き、再び尼ヶ坂にAricoさんをお迎えします。


なんと、4月に開催した、Arico Live『一日だけのピータースレストラン』のコンセプトがFM京都でそのままラジオ番組になりました。番組タイトルは、α-STATION番組「ARICO PERTER'S RESTAURANT」一日だけでなく毎週土曜日、深夜25時〜26時に、ピータースレストランがオープンします。しかし、残念ながら名古屋のみんさんにはお聞きして頂くことはできませんが、京都へお越しの際には是非エアーチェクしてみて下さい。


特別ゲストに写真家でありヴォーカリストである山崎エリナさんをお迎えして4月のライブにアレンジを加えた『ピータースレストラン』をお届け致します。エリナさんとAricoさんの息のあったライブをお楽しみください。


また、特別展示企画としまして「欲望の吐息」 山崎エリナ写真展も同時に開催することになりました。名古屋での個展は初めて。尼ケ坂でご紹介できることを光栄に思います。エリナさんの情熱的な一面を感じて頂けることでしょう。作品は尼ケ坂サロン1Fで展示いたします。どうぞお楽しみに。






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Stage 1:  Tea Time Live

七夕のティータイムを、Aricoの素敵なピアノと尼ケ坂夏限定のかき氷で涼しげに楽しむ粋な一時。尼ケ坂自慢のアイスティーとスウィーツのいずれかでお選び頂けます。


ピアノ:Arico

スペシャルゲスト/Vocal:山崎エリナ


■ 開催日時:7月11日 土曜日 14時30分〜16時30分

■ 定員:30名(予約制)

■ 入場料:4500円 (かき氷 or Sweets + one drink)

■ 場所: 尼ケ坂サロン

■ 問い合わせ: 052-917-5800   info@amagasaka.com




Stage 2:  Evning Time Live

七夕の夕暮れ前の一時を、Aricoのピアノと尼ケ坂自家製燻製おつまみとビオ・ワインで夕涼み。ウェルカムドリンクは、尼ケ坂夏限定「かき氷カクテル」でおもてなし。


ピアノ:Arico

スペシャルゲスト/Vocal:山崎エリナ


■ 開催日時:7月11日 土曜日 17時30分〜19時30分

■ 定員:30名(予約制)

■ 入場料:5500円 (燻製おつまみ+ one drink)

■ 場所: 尼ケ坂サロン

■ 問い合わせ: 052-917-5800   info@amagasaka.com



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Amagasaka Tanabata Salon Live 2009


Arico『ピータースレストラン』

~ Bitter & Sweet Memory ~

with    山崎エリナ

Arico プロフィール



Aricoのデビューにはさまざまな人の輪が、ゆるやかに、たおやかに絡み合う。

 そのはじまりは、ひたすら内省し、曲を作り続けていた20年ほど前に遡る。

 武蔵野音大での正統な音楽教育に飽きたらず、大学の授業よりアート系の映画鑑賞や前衛芸術家とのコラボレーションに明け暮れた学生時代。

 その後、邦楽の音の導きで、京都へ移住。

 それまで片時も離れなかったピアノから、「笙」や「タブラ」に身を任せる日々…。Aricoの音への創造欲求は、好きな香り(アロマ)を辿る旅のように揺れ動く。

 そうして再びピアノに指を落とし始めた頃、京都・北大路の人形が蠢く不思議なカフェで巡り会ったのがデザイナーの羽良多平吉。彼との出会いにより、Aricoのサウンドがカセットテープに内包され、小さな贈り物として、ひとりひとりの手から手へ、まるで何本もの見えない銀色の糸が放たれていくように、さまざまな場所の、さまざまな人 々へと届けられていくこととなる。

 それらは元YMOの細野晴臣や、当時ニューヨーク在住だった作家の辻仁成、そしてAricoの高校時代からの憧れの存在であった松岡正剛のもとにも届けられた。

(ご存じの方も多いであろうが念のために言っておくと、羽良多 はあの『外は、良寛』や『フラジャイル』などのエディトリアル・デザインを手がけている)

 そして松岡もまた、Aricoをいろいろな人へと繋いでゆく。それはまさに松岡流、人と人との出会いのエディット。そうして松岡は、「年齢も近いし、何より感性が近いからきっとすぐに気があうだろう」と、Aricoを、岐阜在住ながら、東京、四国などで企画の仕事をしていた古田菜穂子に紹介することとなる。当然の如く二人は即座に意気投合し、その半年後には大垣市での『音と香りと言の葉と』と題された、松岡の声(voice)と話にAricoのピアノと香りが絡み合うというフォーラムを古田が構成・演出する。

 その後は高松の民家博物館・四国村にて、やはり私が企画した松岡の『日本再発見塾 ~面影の国』という講義の中で、松岡と会話するようにAricoのサウンドがコラボレイトするなど、Aricoと古田は、松岡の瞳と手と声と意図の中でさまざまな世界を紡ぎ出してきた。

 1999年11月には、辻仁成の初監督映画『千年旅人』の映画音楽に起用され、Aricoは サウンドトラック『kanata』でメジャーデビューを果たす。 2000年7月にはTVドラマ『 愛をください』の劇中音楽も担当、サウンドトラック『Blue Sky on the Park』をリリース。2001年春には、コンピレーションアルバム『Image2』や、辻仁成・江國香織の著書「冷静と情熱のあいだ」のコンピレーションアルバムにも参加。

 その後、辻の第2作 『ほとけ』、最新作『フィラメント』の映画音楽も手がけている。   Aricoの香るような音が紡ぐ世界は、時間と空間を超えて聴く者のこころにゆるやかに届き、そして人は知らずして癒されていく…。     

(文中敬称略  文・古田菜穂子)


山崎エリナ プロフィール


フランス三年間の写真活動で世界30カ国以上を撮影、エッセイも執筆。国内、海外で写真展を多数開催。音楽家坂本龍一氏・映画監督アンジェイワイダ氏など著名人のファンも多数。現在は雑誌、広告でも活躍。AERA「シネマ食堂」写真連載中など。著書に「ただいま」「おかえり」(小学館)など写真集出版。今秋にも出版予定。


1998年よりバンドのボーカルを務める。ボサノバ、ブラジル音楽、R&Bなど。

今回、ピアニストのARICOさんのオリジナル曲に作詞。ARICOさんのピアノと共に歌のコラボを発表。写真、エッセイに歌と目が離せないアーティストである。


参考サイトはこちら。



尼ヶ坂の皆さんへのメッセージ


今年の4月にピアニストARICOさんのライブコンサートで訪れた尼ヶ坂。

その日は雨がしっとりと降っていて、名古屋駅から車で向かった。この辺りかなと右手の窓に目をやると温かなオレンジ色の光がほわりとこっちだよと呼びかけた。「あ!!ここが尼ヶ坂だ」。看板も見ずに店の中へ入ったら、そこは「いらっしゃい」とホームパーティーに招かれたような空気だった。洗練された空間に居心地がよく、そこにいる人達も輝いていて・・・「I‘m home」と言いたくなるようなアトリエのような空間。

是非!皆さんの大好きな尼ヶ坂で、素敵なひとときを共有、共感、少しでも残像として皆さんの心に残ることができればと思っております。

今回の作品「欲望の吐息」は花を女性と思い撮影、花から放つ色気は女性の色気と重なる魅惑的な世界。東京・表参道のオープンカフェレストランにも常設されており、テレビコマーシャルやテレビドラマなどのバッグにこの作品がよく使われています(CMに三菱自動車・イオン・ニベヤなど)

7月11日はピアニストARICOさんとの音楽の世界と私の歌声&「欲望の吐息」が重なり、揺れあい、触れ合い、皆様の心と五感に刺激を与えられたらと思っております!



                           山崎エリナ(elina Yamasaki)