昭和30年代
手塚治虫をはじめ、寺田ヒロオ、赤塚不二夫、
藤子不二雄、石森章太郎など
日本の漫画の歴史の礎を築いた
青年漫画家たちの桃源郷「トキワ荘」。
尼ケ坂サロン三周年を記念して
昭和という時代を忍びふりかえり
昭和漫画に光をあてることで
新しい世代の子どもたちに残すべき
私たち日本人が
失ってはいけない大切なことを
ふりかえる昭和漫画週間。
尼ケ坂ビルは昭和40年築の鉄筋コンクリートの老朽化したビルを再生して、ふたたび「尼ケ坂サロン」として皆様に楽しんで頂けるようになりました。この尼ケ坂周辺の町は大正時代から続く下町で、戦火をのがれたなど古い佇まいの町屋、長屋、銭湯などがところどころに残っています。こども時代のこの町はまさに昭和漫画の風景そのものでした。
時代とともに懐かしい昭和の「下町文化」を失いつつあることは間違いないことでしょう。それは同時に下町にある情緒だけでなく、義理や人情も失っていくということに繋がっていると思います。
インターネットやパソコンの発達で、今や人と人が触れ合うことで繋がっていくことはもはや古い価値観なったのかもしれません。しかし、そんな時代だからこそ私達が得たこと(文明)ではなく、失ってしまったこと、失ってはいけないことに気づかなければ日本の文化というものが失われていくような気がします。
日本の漫画は今や立派な日本文化となりました。漫画というよりアニメと言ったほうが親しみがあるのかもしれません。それはオタク文化ともいわれるようになったようですが、昭和の時代の漫画はどうだったのでしょうか?
そこで三周年記念イベントとして、名古屋の本の業界で活躍されている本のスペシャリストとコラボレーションすることで、尼ケ坂サロンに懐かしく貴重な「昭和漫画」とその周辺の本を集めて、昭和時代へタイムスリップする「昭和漫画週間」を開催すことになりました。
もし、皆様の本棚に懐かし昭和のあの一冊があれば、是非お持ち頂き「サロン」で昭和談義できたらと思います。
尼ケ坂 店主 今枝 和仁
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<協力>
<ブックコーディネーション>
五っ葉文庫
<企画&ディレクション>
尼ヶ坂 今枝 和仁
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開催期間:
1月8日(金)〜1月24日(日)
開催場所: